スキャルピングに適した相場


スキャルピングに適した相場というのは、ある程度の変動を残しつつも大きなトレンドが発生していない状態です。数pipsを抜くといっても、スプレッドなども考慮するならばやはりある程度の変動は必要になってきます。

一方であまりに大きなトレンドが発生していると、短時間のテクニカル分析によるシグナルはまったく役に立たなくなってしまいます。よって、スキャルピングにとっては、レンジ相場が長期間続くというのが理想的な市場の状況となります。

金利と経済状況


 例えば手持ちのお金を銀行に預金をしていた場合には、一定の割合で利子というものが付いてきます。
この貯金を預けていることで得られる利子の事を金利と言い、この金利はその預金額に対して1年間に得られる利益の割合で表されることになります。
例えば、金利が0.02%の普通口座がある銀行があったとし、この銀行に100万円のお金を預けていたとしたら、1年間で200円の利息が付くという事になります。
ちなみに、実際にこのケースがあったとすれば、利息から税金が20%分差し引かれることになりますので、この100万円の預金は1年後には100万と160円になっているという事になります。

銀行に貯金を預けているだけで得られるこの利息ですが、これはどこから発生したお金になるのでしょうか。
じつは、このお金は銀行が顧客からの貯金を利用して資産運用を行い、その結果として得られた利益の配当分になるのです。
銀行は、顧客の資金を使い日本の債券のように、元本割れの危険性の低い金融商品などを使って資産を運用しており、これにより、普通預金では出し入れは自由であるが利息は低くなり、定期預金では一定期間出し入れができないが、利息は高くなりという仕組みが生まれているのです。

この金利は、経済状況に左右されやすく、デフレ方向からインフレ方向へと移行する、つまり、物価が安いほうから高いほうへと移行していく経済状況では金利が高くなり、逆に、インフレ方向から出るれ方向へと移行する、物価が高いほうから安いほうへと移行していく状況では金利が低くなっていく傾向があります。

こうした作用により、国の成長が飽和しゆっくりと伸びている先進国では多くの場合は金利が低くなっており、国の成長が目覚ましく伸びている新興国では金利が高くなっているのです。

この金利には、その国や地域の通貨の流通を管理している中央銀行やそれに相当する期間が決めるものがあり、この中央銀行が管理している通貨を銀行に貸し出す際に決められる金利が政策金利と呼ばれています。
この政策金利の値を調整することにより、中央銀行や政府は国や地域内に流通する通貨の量を調整します。

例えばデフレと呼ばれる状態は、物の価値がどんどんと下がっていき、対して通貨の価値がどんどんと上がっていくという、経済のバランスが崩れた状態の事を指します。

こうした状況下では、国民はお金をどんどんと貯めていくようになり、市場に通貨が流通しなくなるため、経済活動はますます鈍くなり、これにより通貨の価値がさらに上がり、より物価が高くなるという、デフレスパイラルに陥ることになります。

またこの逆に、市場にお金が出回りすぎてしまっている状態がインフレと呼ばれるもので、通貨があまりその価値が下がるために、物価がどんどんと上がってしまい、スーパーインフレなどと呼ばれる状態に陥ると、通貨にほとんど意味が無くなってしまい、例えばちょっとした飲み物を買うためにも、巨大なお金が必要になったりし、国民の生活が困難な状態になってしまうのです。

これを解消するためには、金利を下げて市場に通貨の流通を作り経済を活性化させていく、もしくは、金利を上げて市場に余った通貨を絞っていく事で経済を落ち着かせる、というような処置を行う必要があり、こうした調整を政策金利の上げ下げによって行っているのです。